生活再建支援相談

相談事例「生活再建支援相談窓口あれこれ」

北大阪地域労福協     128.生活再建支援相談窓口あれこれ[No.7] (06.12.19)




  借 入 先 借 入 残 高
夫の借入金


妻の借入金
長男の借入金
A社 消費者金融(自宅担保)
B社 クレジット会社
C社 民間銀行
   2  社
   3  社
817万円
82万円
43万円
84万円
133万円
合  計    8  社 1,159万円


 不幸は突然やってきた。急性ガンで夫は死亡。消費者金融の担保に入った小さなマンション(夫名義)だけが残った。 残された課題は山積みであった。
   ・ 夫の借入金は一体どれくらいあるのか?
   ・ 夫をはじめ、妻、長男の債務整理はどうするのか?
    (相続放棄するか、マンション売却するか、自己破産するかなど・・・・)
   ・ 相続の手続きはどうするのか?
   ・ 今後の収入はどう確保するのか?

 夫だけをひたすら頼りに生きてきた56歳の病弱な妻はまことに茫然自失で、見る目も気の毒であった。そこで、31歳の長男にも相談に入ってもらった。信用情報の開示や宅建業者などとの話しの結果、3人の債務総額はマンションの売却でほぼ9割がた完済できる額であることが分かった。売却するには、遺産分割協議書の作成やマンションの相続登記が必要なため、任意整理も含めて司法書士に一括してお願いすることになった。

 収入確保の点では、妻は遺族年金の受給についてまったく念頭になかったようでしたが、「死亡時に厚生年金に加入していなくとも、25年以上の加入実績」が見込めるようであったので、社会保険事務所での被保険者記録照会と裁定請求をお勧めしたところ、月額11万円を3ヶ月後から受給できるようになり、収入の基礎は固まった。

その後、内職の開始、自宅売却、売却時の同時取引、残債分の弁護士による任意整理・・・・などは3ヶ月ほどの間にほぼ解決できた。念願のペット入居可の廉価なアパートも見つかり、一時は茫然自失の様子であったが、その後は落ち着きを取り戻され、家計簿を付け始められるなど、現在は自立への確かな歩みを始められた。